ケンは何か気づいたようですが、あなたは気がつきましたか?
つづきはこちら
国民投票は日本では今まで一度もしたことがありません。国民投票の時、テレビがどんな放送をするのか?ということは予想するしかないことではありますが、皆さんも今から国民投票の時、世の中はどんな空気になるのか?など、色々想像してみるといいと思います。
つづきはこちら
そして今、2018年が終わろうとしていますので、少し今年の政治をふりかえってみようと思います。
今年、自民党が約1年間も日本の人達全員をだまして政治をしてきたことが発覚しました。(森友文書改ざん問題)
今一番人気の自民党ですが、人気があるからこそ、だましたことを反省したことがわかるように、たとえば総理大臣を変えるとかするかもしれないと思いましたが、そうはしませんでした。
いまだになぜみんなをだます政治をすることになってしまったのか、はっきりしていないことも多いこの問題ですが、一部の政治家と政治家の部下に軽い罰を与えただけで、もうなにごともなかったかのようです。
理由はこのマンガを読んでいる人ならわかりますね?
そうです。政治に興味がない人が多いからです。
多くの人は、自民党の人達が1年間も日本の人全員をだまして政治をしていた、ということに気がついていません。気がついていても、「政治家なんてそんなもんでしょ」なんて言って、だまされていたことをアッサリ許してしまったり。
そんな人が多いので、自民党は無事にイメージを落とすことなく、今も一番人気をたもっています。
もうひとつ、今年大きなことがありました。
日本はTPPという、海外の国々と商売をやりやすくするグループに入ることになりました。
これは簡単に言うと、私達庶民の暮らしや健康よりも、大きな会社がお金儲けすることを大事にするという約束をしたグループに入るということです。
これによって私達の暮らしは変わることになるでしょう。
今のところ、いい方向に変わるのか、悪い方向に変わるのかは誰もわかりません。
得をする人もいるでしょうし、仕事がなくなったりして今までの生活が壊れる人も出てくるかもしれません。
ひとつ言えることは、「TPPなんかに入ってしまったら日本人の生活は確実に壊れる!」と言って大反対していたのは自民党の人でした。でもそれは前のこと。今一番人数が多くて何でも決めてしまえる自民党が、あっさりTPPに入ることを決めてしまったのです。自民党の人は「反対していた時とは状況が変わって考えが変わっただけで、嘘をついたわけではない」とか「一部の自民党の人が勝手に反対してただけで、元々TPPに入るつもりだった」とか言っています。
私達の暮らし・健康はどうなるのでしょうか?
今、日本の憲法では「日本は、日本に暮らす人達の幸せを一番大事になければならない国」と決められています。
でもTPPでの約束は、庶民の暮らしや健康よりも、大きな会社がお金儲けすることの方を大事にしなければならないと決まっています。
大きな会社が自分達のお金儲けより、庶民の生活の方を大事にしながら商売をしてくれればいいのですが、はたしてそうしてくれるでしょうか?
私達の暮らしや健康が、大きな会社のお金儲けのせいで危なくなった時、私達の憲法は役に立ってくれるでしょうか?
憲法を説明するマンガのところで説明しましたが、憲法が力を発揮するには、私達一般人が憲法を知っていて「そんなのは憲法違反だ!」と怒らなければいけません。たくさんの人が違反に気がついて怒らなければ、憲法も私達の幸せを守る力を出せないのです。
もちろん、「自分の生活が壊れても、大きな会社がお金儲けができるということは日本にとってとてもいいことだから全然かまわない」と考えるのも自由です。
忘れてはいけないのは、私達の生活・人生はすべて政治しだいだということ。「政治なんて自分には関係ない」なんて言わずに、政治家が嘘をついていたりして何かおかしいことをしていると思ったら、しっかり怒ることが大事です。
怒るってなんだか悪いイメージがあるでしょう。でも「間違ってる!」と思ったらそれをハッキリ言うべきです。そうしないとなんでも悪い方向に行くだけですよね。
政治は一部の人だけが怒ってもダメ。たくさんの人が怒らなければ良くは変わりません。
わざわざ政治家に直接怒りにいく必要はありません。直接怒れるならもちろんそれが一番効果的だけど、それは面倒だなと思う人は、普段の生活の中で友達と「許せないよね」とおしゃべりするだけでも充分です。いつかその怒りの声は政治に届きます。もっと早く自分の意見を政治に届けたい場合は、自分の気持ちをインターネット上に書き込んでみるのもいいでしょう。
怒るのもしんどいこと。でも自分の人生をいい方向にもっていきたいなら必要なことです。
もちろん、怒りだけじゃなく「今の政治のこういうところはいいね」とか「もっと世の中こうなればいいね」というような話でも、政治についての話ならなんでもいいと思います。政治を無視するのが、一番世の中にとってヤバイのです。
自分や自分の大切な人のために、これからも政治をしっかり見張っていきましょう!
来年も『政治がわかるマンガ』をよろしくお願いします。
つづきはこちら